鍋島松濤公園のトイレ
渋谷も繁華街を離れ、高級住宅地の松濤地区に入ります。そこにあるのが第一の目的地「鍋島松濤公園のトイレ」です。
こちらがそのトイレ。知らなければなんかのオブジェでトイレだと思わないですよね。
THE TOKYO TOILETプロジェクトの一環として建てられ2021年6月から供用開始されたことトイレ。見てわかる通り(?)設計は隈研吾さんです。「森のトイレ」と呼ばれ木立の中を回遊できるコンセプトになっています。
鍋島松濤公園は渋谷区内で数少ない池のある公園です。人工的に作られたものではなく今も湧水が出ています。松濤という名はかつてここにあった茶園「松濤園」からつきました。いい水があったことが茶園をつくるのに適していたのでしょうね。
② 代々木深町小公園のトイレここから「渋谷散歩隊」は北上してNHK放送センターの脇を通ります。
NHK、久しぶりにきました。子供が小さいとき「おかあさんといっしょ」を撮影している場所を見学したことがありますが…今も見れるんですかね?
そんなNHKを横目に歩いて着いたのは渋谷区富ヶ谷にある「代々木深町小公園」。代々木公園の西端にへばりつくように存在する小さな公園ですが、ここには設置時に驚愕をもたらしたトイレがあります。
坂茂氏デザインのカラフルな箱のようなトイレ。まぁこの色目だけなら驚くこともないのですが、実はこれ不使用時には透明になって中が見えるシースルートイレなのです!鍵をかけるとスモークが張って中が見えなくなります。
代々木深町公園トイレ THE TOKYO TOILET
え、そんなの大丈夫なの?と思ってしまいそうですが、シースルーにすることで中に不審者が潜むことを防ぎ、夜は中の照明が周囲を照らして町の安全を確保する役割も果たしてくれるとのこと。犯罪の防止にも役立つとは意外でした。
ただこのシースルートイレ、わたしたちが訪ねた日には常時中が見えない状態になっていました。どうも外気温が低下するとスモークを張る機能がうまく作動しなくなってしまうそうで5月から10月までしか運用しないこととしたそうです。
まぁ、あわててトイレに入って鍵をかけたのにスモークが張らないとなったら絶望しますからね。。。