お肉だけの提供でも不満なし
「すきはな」の料理のクオリティと価格妥当性をどう評価すべきか。江間氏はいう。
「店舗を訪問すると外観がスタイリッシュで、軽い驚きがあります。店内もちょっとした高級感を感じます。席はコの字になったカウンターだけで、店員が席までエスコートしてくれます。1980円の国産牛すき焼きセットを注文しました。薄くスライスされたお肉が1枚だけですが、焼く前に見せてくれるお肉は広げられていて大きく見えます。その後、エンターテイメントの一環として目の前で焼いてくれるのですが、半分に切って二段階に分けて提供されますし、繊維や脂身の部分を境にいくつかに分かれるので、思ったほど少ないとは感じませんでした。一般的なすき焼きは白菜を中心とした野菜やキノコがつくものですが、お肉を味わってほしいというコンセプトですし、提供価格やオペレーションも考えて肉1枚のみとしたのでしょう。個人的にはお肉だけの提供でも不満には思いませんでした。
味わいについては、お肉の優しい食感と旨味を楽しめて美味しかったです。他チェーン店の牛すき鍋も実食していますが、肉質や味ではこちらに軍配が上がります。来店する前と実際に食べてみた後ではイメージが少し変わり、事前情報を見ただけでは『お肉1枚で2000円は割高かな』と思っていましたが、実際に食べてみると、総合的なクオリティとしては、ありかなと感じました」