「類は友を呼ぶ」の由来
ここからは「類は友を呼ぶ」の由来を解説します。
「類は友を呼ぶ」の出典
「類は友を呼ぶ」は「易経-繋辞上伝」に登場する一節が由来となっています。
「易経-繫辞・上」には「方は類を以て聚まり、物は群を以て分かる(変化の方向が同じようなものは自然と集まり、集まったものがそれぞれ群れを作ることになる)」とあります。
「類は友を呼ぶ」は、この「類を以て聚まる」の部分から変化したと考えられているそうです。
出典元の『易経』とは
「類は友を呼ぶ」の出典元である『易経』は古代中国の書物の1つです。
著者は古代中国神話に登場する神様(帝王)の伏羲とされており、古代中国から伝わる中国五経の1つとされています。
これはもともと天文・地理・人事・物象などを陰陽変化の原理によって説いた書物で、元来は占いに使用されていたのが特徴です。
それが転じて、自然と人生の変化の道理を説いた書物として古代中国に広まったとされています。
「類は友を呼ぶ」はその『易経』に登場する言葉から来たことわざなのです。