これを見ると、「生成AIが使えない」というより、そもそもまだ「わからない」という声が多いことがわかります。用途がわからなければ、使ってみようとも思えません。「小説も書いてくれるそうだ」「イラストも描いてくれる」と言われて、すごいのはわかるけど、自分になんの影響があるんだろうか……? というのが率直な感想なのでしょう。

この方たちに限らず、生成AIについて「使えない論」の提唱者は、まだその用途を知っていない、生成AIの良さを体感していないだけだと私は思うのです。いままであげたような論点も、その未体験の中で、なんとなく生成AIに脅威や嫌悪感を覚え、さまざまな視点から「使えない論」を論じているのではないかと考えています。

横須賀 輝尚 パワーコンテンツジャパン(株)代表取締役 特定行政書士 1979年、埼玉県行田市生まれ。専修大学法学部在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設・独立。2007年、士業向けの経営スクール『経営天才塾』(現:LEGAL BACKS)をスタートさせ創設以来全国のべ1,700人以上が参加。著書に『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)、『士業を極める技術』(日本能率協会マネジメントセンター)、他多数。 会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業 | 横須賀輝尚

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