「労多くして功少なし」の類義語

「労多くして功少なし」とはどんな意味?その由来や類義語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「労多くして功少なし」の類義語を紹介します。

骨折り損のくたびれ儲け

「骨折り損のくたびれ儲け」は、疲れただけで何も得られないことの例えです。

骨の折れることをしても何も得られず、残ったのは疲労だけという状況を表現したことわざとなっています。

その点が「労多くして功少なし」と似ているのではないでしょうか。

ただし「労多くして功少なし」は努力に対して見返りがないことを言います。

対して「骨折り損のくたびれ儲け」は努力に対して疲れが残ったことを言います。

両者は似た言葉ではあるものの使用する状況によってニュアンスが変わることもあるので、上手に使い分けるのがおすすめです。

楽屋で声を嗄らす

「楽屋で声を嗄らす」は、いくら骨を折っても人に認められないことの例えです。

言葉自体は役者が楽屋で稽古をし過ぎて声を嗄らし、本番の部隊で声が出なくなってしまうことを意味しています。

転じて、無駄な努力をすることの例えとして使用されるようになったとか。

その点が「労多くして功少なし」に通ずるものがあると言えるでしょう。