2004年、当時イビチャ・オシム氏(元日本代表監督)が指揮していたジェフユナイテッド千葉に入団したMF水野晃樹。翌2005年と2006年は千葉のYBCルヴァンカップ連覇に大きく貢献した選手の一人である。オシム監督の“考えて走るサッカー”で黄金期を築いた千葉の中心選手だった水野は、阿部勇樹(2021シーズン引退)、巻誠一郎(2018シーズン引退)、佐藤勇人(2019シーズン引退)らと共に「オシムチルドレン」と呼ばれた。
千葉での活躍から2008年にはスコットランド1部のセルティックへ移籍し、3年間で11試合出場1得点を挙げている。2010年6月に帰国した水野は、当時J2だった柏レイソルに加入。その後、ベガルタ仙台やサガン鳥栖など様々なクラブでプレーし、2023年にJ3のいわてグルージャ盛岡へ移籍した。2024年9月29日に今季限りでの現役引退を発表。
ほかにも多くの選手が今季限りでピッチを去る。指導者やクラブスタッフへの転向など今後の道は様々だろうが、彼らの偉大な功績に敬意を表したい。