大分トリニータのほか浦和や湘南などでもプレーしたMF梅崎司。2005年に大分の下部組織からトップチームに昇格すると2006年以降はスタメンとしてチームに貢献した。2007年1月には当時フランス2部のグルノーブル・フット38に期限付き移籍したが、わずか半年で大分に復帰している。翌2008年から2017年までは浦和でプレー。中盤選手の主力として活躍し多くのタイトルを獲得してきた。
2018年に完全移籍で湘南に加入したものの、2020年以降は怪我の影響もあり出場機会が限られた梅崎。2021年夏、13年半振りに大分へ復帰したが、この年の出場は4試合に留まりチームもJ2へと降格となった。2022年以降はチームのJ1昇格を目標にプレーしてきたが、同シーズンは5位、2023シーズンは9位、2024シーズンは16位とJ1昇格を果たせぬまま、梅崎は11月11日に今季限りでの現役引退を発表している。
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
2004年に岡山県の作陽高等学校からサンフレッチェ広島に加入後、21年間にわたり広島一筋でプレーしてきたMF青山敏弘も今シーズンをもって引退する。J1リーグでの優勝3回(2012,2013,2015)のほか、J2リーグ優勝(2008)やYBCルヴァンカップ優勝(2022)などタイトル獲得に貢献し、2015シーズンに広島がJ1を制した際には青山個人も最優秀選手賞(MVP)を獲得している。
12月1日のJ1第37節(北海道コンサドーレ札幌戦)終了後には引退セレモニーが行われ、多くのサポーターが青山との別れを惜しんだ。まさに広島を代表する選手の1人と言える青山のプレーは、これからも人々の記憶に残り続けるだろう。