欧米諸国の対ロシア経済制裁について、「効果がない」から「ロシアは制裁の影響が出来てきた」まで、さまざまな情報が流れているが、ヴァイマー記者は「ガスプロム銀行に対するアメリカの新たな制裁でルーブルは暴落。ルーブルは大きく下落し、現在では最弱通貨の一つに数えられている。プーチンの戦時経済とロシアの財政が深刻な圧力下にあることが明白になってきた。ロシア国内の不満は急速に高まっている。主要な政策金利はすでに21%に達しており、さらに上昇する可能性がある。民間企業の投資はほぼ停止状態だ。このため国内では不満が高まり、ロシア産業家・企業家連合(RSPP)は危機的な財政状況を公然と批判してきた」と解説し、「プーチン氏の暗黒の12月」と記している。

当方は「プーチン氏の『気が滅入る12月」という見出しをコラムにつけた。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年12月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。