■この博物館、完全にノリノリである
話題のロッカーは博物館正面玄関に設置されたもので、件の張り紙は今年3月1日より掲出されたものと判明。
掲出の経緯について、遠野市立博物館の担当者は「2月下旬に手荷物用の100円ロッカーのメンテナンスをした際、故障で使用不可となっていた9番ロッカー内で、1匹の河童が営巣しているのを職員が発見しました」と振り返る。
同館としても対応に困り退去を促すも、河童は頑として動かない。そこで館長を交えて協議した結果、「展示資料や人間に危害を加える様子はない」と判断し、ひとまず張り紙の注意書きで対応することにしたのだ。
担当者は「自作の炬燵や家具を差し入れる職員もおり、6月現在も周囲に見守られながら、快適な暮らしを続けています」と、そのロッカーライフについて説明しており、河童も博物館も完全にノリノリである。