SNSでは社会状況を嘆くコメントを投稿していた。
テレグラフによると、あるXの投稿では、日本の出生率低下の分析を共有しつつ、大人のおもちゃや「孤独なサラリーマンが女の子にお金を払ってアニメキャラクターの格好をさせてアニメダンスを踊らせる」メイドカフェを批判していた。そのほか、人工知能に対する批判、多様性、公平性、包摂プログラムに反対するコメント、スマートフォンが子供に及ぼす害や商業農業による被害に関するものなど、多岐にわたる意見を共有していた。
ニューヨークタイムズによると、マンジョーネ容疑者は過去半年間ほど家族や友人と連絡を絶っており、この空白期間に何があったのか、動機の解明に重要な部分になると見られている。
マニフェスト
9日にペンシルベニア州アルトゥーラにあるマクドナルド店にいるところを通報で駆けつけた警官によって拘束されたマンジョーネ容疑者は、ゴーストガンとサイレンサー、コーポレートアメリカへの非難を綴ったメモを所持していたと報じられている。
メモでは、世間に「トラウマの衝突」を起こしたことを詫びつつ「そうするしかなかった。率直に言うが、これらの寄生虫は当然を報いを受けたまでだ」と犯行を認めた。米国の医療制度は世界で最も高額であるのに平均寿命は42位だと述べつつ、「アップル、グーグル、ウォルマートに次ぐ」時価総額のユナイテッドヘルスケアは成長を続け、「莫大な利益のために国を悪用し続けている」と主張。「腐敗と貪欲」の問題は今や認識の問題ではなくて、「権力闘争が行われているのは明らか」だと述べ、「これほど残酷なほど正直にこの問題に向き合った最初の人だ」と犯行を擁護していた。
ネットでジョーカーに比較する声も
ネットでは現在、企業の貪欲や保険業界の慣行をめぐる幅広い議論に発展しており、なかには容疑者を英雄視するかのようなコメントも多数投稿されている。