職歴では2023年までカリフォルニア州サンタモニカに本社を置く自動車購入サイトTrueCarでデータエンジニアとして働いていた。

この間、カリフォルニア、その後ハワイに移り住んだ。ハワイでは2022年1月から6月までワイキキにあるSurfbreakという共同生活スペースで暮らした。Surfbreakの報道担当が代表者に代わって話したところによると、マンジョーネ容疑者は幼少期から重大な腰痛を抱え、サーフィンをはじめ日常生活にも支障をきたすほどだった。本土で手術を受けるためにサーフブレイクを離れたが、再びホノルルに戻りアパートを借りたという。手術後にSNSのアカウントに投稿された画像には、金属板と複数のネジが背骨の下部に挿入されたと見られるレントゲン写真があった。

連続爆弾魔「ユナ・ボマー」にシンパシー?

9日の逮捕直後からオンラインの足跡も詳細に報じられている。

Amazon傘下の書籍データ&推薦サイトGoodreadsで、ユナボマーこと故セオドア・カジンスキー元受刑者のマニフェストとして知られる「Industrial Society and Its Future」にレビューを投稿し、「本が特定する不快な問題を避けるために狂人によるマニフェストとして無思慮に片付けるのは簡単だ。しかし、現代社会の展開に関して彼の予測の多くがいかに先見の明があったかについて単純に無視することはできない」と綴っていた。

さらに、罪のない人々を死傷させたユナボマーの投獄は当然とする一方で、オンラインで見つけたとする暴力的手段を擁護するコメントを共有していた。

コメントは、「石油王」の環境破壊に対して、ユナボマーは「平和的プロテストが何も達成できないことを認識する度胸があった」とした上で、「すべての他のコミュニケーション手段が失敗すれば、生き残りのために暴力が必要だ」と主張。本人の観点からはテロではなく「戦争と革命」であったと述べ、「平和的プロテストは完全に無視され、現状のシステムでは経済的プロテストも不可能だ。こうした破壊に導く者たちに対する暴力が自衛として正当化されるのを認めるのに一体どれほどかかるだろうか」「彼らは金のために地球を焼き尽くすことに躊躇しない。そうであれば我々がサバイブするために彼らを焼きつくすことに躊躇するべきだろうか」「”暴力は何も解決しない”というのは臆病者とプレデターの発言だ」といった暴力を肯定する言葉が並んでいる。