■呪われたオルゴール
マーティン神父が初めて悪魔に遭遇したのは、福音を教える目的でアフガニスタンに派遣されていたときであったという。火事が原因で叔父の家に引っ越してきたある女性を助けた際に、悪魔の超自然的な力に正面から立ち向かわざるを得なかったのだ。
屋敷のある部屋からは彼女呼ぶ声が聞こえ、壁の内側からは引っかくような音が聞こえ始め、電化製品が勝手にオンとオフになったり、テーブルやカウンターの上に安全に置かれた物が突然床に落ちたりした。この屋敷に悪魔が憑りついていたのだ。
突然別の部屋から鳴り響くオルゴールの音は、この屋敷では日常茶飯事に奏でられていると女性は説明した。
マーティンズ神父はすべての部屋を聖水で清めると、ポルターガイスト的な超常現象は徐々に収まりはじめ、オルゴールのある部屋を清めると音は止んだ。
神父がオルゴールの蓋を開けると2人共驚くことになる。オルゴールの箱の中には何も入っていなかったのだ。部品もチャイムも巻き上げ機構もなく、電池を入れる場所もなかったのである。
「私が箱に聖水を振りかけた後、彼女は二度と悪魔のような現象を経験することはなく、叔父の家で平和に暮らしました」(マーティンズ神父)
マーティンズ神父は「この仕事をするのは楽しいことですが、悪魔とその手先に会うのは一度も楽しいと感じたことがありません」と語る。
1973年の有名な映画『エクソシスト』で描写されている悪魔の振る舞いについてマーティンズ神父は「360度頭を回すシーンを除けば、映画は正確です」とも説明している。日々悪魔祓いに奮闘しているマーティンズ神父の興味深い話は今後もさらに増えていくのだろう。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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