その後持参の段ボールを岩場に広げ、その上にマット、その上にブルーシートを敷き、ゴアテックスの寝袋シートを広げ、中に寝袋を入れて寝る態勢を作りました。テントは風が強いので諦めました。
雨は1時間程ザーザー降っていたが、その後強烈な風が吹き始めてきました。竿や他の道具類も心配であったが、寝袋シートから出れる状態ではありません。今日の夜がこれまでで最もひどい夜だったと思いました。この日は寝袋の中で缶ビールを一本飲んだ後に眠りに落ちました。
釣行2日目:青物再挑戦
翌朝5:30、寒さと喉の渇きで目を覚ましました。外はまだ暗く、ヘッドライトを使って道具類を確認しましたが、幸いロストしたものはありませんでした。道具類を準備し直し、前日と同じ場所で青物釣りを再開しました。
道具類は昨日と同様。餌もバッカンに詰め込んでいたため、特に問題なし。ただ、雨で足場が濡れていたため注意が必要な状況でした。釣座は昨日と同じ場所を選択。しかし、風の影響で遠投が効かない状態。5回ほど投げて、「ここでは厳しい」と判断しました。
南側の状態を確認すると、ちょうど干潮の時間で釣座の下まで降りられる状況。ヒットした場合にも魚を取り込めると判断し、道具類を南側の位置に運んで竿を振り始めました。かごは追い風に乗って勢いよく飛ぶ。あとはヒラマサのヒットを待つのみ。しかし、静寂。反応なし。
ヒラマサをキャッチ
「今日もダメかもしれない」と思っていたその時、インナーロッドにトラブル発生。仕掛けを投げた瞬間、投げたウキが足元に落ちるという事態。原因は道糸ナイロンがインナーロッド内に引っかかっていたこと。インナーロッドの内面が損傷している可能性を考え、急いで竿を交換しました。
交換後、再び遠投開始。竿のトラブルはこれが初めての経験です。1時間ほど投げ続けても、ウキは沈む気配なし。遠くで石鯛釣りをしている人も、竿が曲がる様子は見られません。ふと携帯を見ると、妻からLINEで「釣れた?」というメッセージ。「釣れてない」と返信した直後、反転かごがスパッと沈む。強烈なアタリ。