チェルシーだけでなく、スペインのレアル・マドリードもジョゼ・モウリーニョ監督の獲得に多額を投じたクラブの一つだ。マドリードは690万ポンドを支払い、「スペシャル・ワン」をインテルからベルナベウへ2010年に引き抜いた。

モウリーニョ監督がマドリードを率いていた時期は、バルセロナが「史上最強」と称されるチームの一つとして君臨していたため、期待されたほどの成功には至らなかった。それでも、彼は2011/12シーズンのラ・リーガ優勝と2010/11シーズンのコパ・デル・レイ優勝を達成した。


ルベン・アモリム監督 写真:Getty Images

9位:ルベン・アモリム監督

ブラガ→スポルティング:860万ポンド(約16億5,376万円)

ルベン・アモリム監督(現マンチェスター・ユナイテッド)は、2020年にポルトガルのスポルティングが約860万ポンドを支払って同国のブラガから引き抜いた際、ほとんど無名の存在だった。当時、彼の監督歴はわずか2年ほどだったが、それでもスポルティングがこれほどの金額を払う価値があると判断したのは正しかった。

スポルティングでの4年間でアモリム監督の評価は大きく高まり、プリメイラ・リーガを2020/21と2023/24に制覇するなど、その名声は世界中に広まった。


ブレンダン・ロジャーズ監督(右)写真:Getty Images

8位:ブレンダン・ロジャーズ監督

セルティック→レスター・シティ:880万ポンド(約17億円)

リバプールでのキャリアが停滞した後、ブレンダン・ロジャーズ監督はセルティックで2016年から2019年まで指揮を執り、自身を再びトップレベルの監督として評価される存在に立て直した。この功績により、レスター・シティは2019年にロジャーズ監督をプレミアリーグに呼び戻すために巨額を投じた。