■平仮名表記に「他意はない」
張り紙の内容が平仮名だらけとなった背景について、担当者は「交通局としては、スケートボードの使用を控えて頂くこと以外に他意はありませんでした」とコメントしており、今回の「煽り」疑惑をキッパリ否定。
その上で、「しかし、様々なご意見を頂いたことを真摯に受け止め、現在は撤去しております」「今後も、施設を管理する上でお客様の安全を第一に考え、関係機関と連携し対応していく所存です」と、今後の対応についてコメントを発していた。
今回の件を受け、駅側の張り紙の内容に不快感を覚えた人や、スケートボーダーに対して怒りを感じた人は少なくないだろう。しかし元を辿れば、悪いのは当然、マナーを守らずにスケボーの乗り方を改めなかった「一部のスケートボーダー」である。
「木を見て森を見ず」という言葉もあるが、一部の人々の配慮に欠けた行動が、コミュニティー全体の評判を落とし、行動が制限されてしまうケースは決して珍しくない。
趣味を持つ人々は、夢中になるだけでなく、人として当然の「マナーを守ること」が、結果として自分たちのためにもなることを、改めて肝に銘じてほしい。