アルゼンチンのミレイ大統領は、就任1年で肥大化した政府に対して大胆な緊縮財政策を実施し、16年ぶりの財政黒字の達成やインフレ改善を実現しつつあります。

この成果は市場や国際通貨基金(IMF)から高く評価されており、IMFは「期待以上」との見解を示しています。国民の支持も一定程度維持しており、改革の意義を直接訴える独特な手法も注目されています。

ハビエル・ミレイ大統領インスタグラムより (2)

改革の影響で貧困率が急上昇し、多くの国民が厳しい生活を余儀なくされており、改革に対して抵抗運動も起きていますが、それでもインフレ改善などの成果を支持する声が高まっています。

アルゼンチンでは右派のミレイ氏が新大統領に当選し、これにより約40年間続いた左派の支配が終わりを迎えました。当然のことながら、既得権を持つ左派支持者からは猛烈な反発を受けています。

アルゼンチンでは、大統領選に出馬した際のミレイ大統領は、超過激な主張を展開するダークホースとして注目を集めましたが、実際の政権運営でも予想以上の成果を上げつつあります。

ミレイ大統領は米国のトランプ次期大統領との良好な関係を築き、さらにミレイ政権は政府支出の大幅削減で財政健全化とインフレ低下に成功し、IMFや金融機関からも「期待以上」と高く評価されています。