私どもの会社にはEコマースがあり日本の書籍などをカナダのお客様にお届けしているのですが、料金は二段階制をとっています。私どもの3か所の拠点のどれかにまで取りにくれば国内輸送料はゼロドル。宅配を希望すればプラス〇ドルという具合です。なぜかといえばカナダ郵便は日本に比べてめちゃくちゃ高いのでEコマースで送料の精算をする際、客が嫌がるのです。そのための苦肉の策ですが、取りに来る方は結構多く、そこから類推すれば「局留め」ってありじゃないか、と思っています。
皆さんのご自宅の固定電話が無くなりつつあります。NTTにとってあの事業は重くなっています。同様に郵便局事業も時代の変化に対して巨大なインフラを抱えすぎて身動きが取れないのです。その場合、今の事業を今のカタチで維持させようとせずに時代に見合った新しい切り口を見つけることがはるかに重要になってくるのではないでしょうか?
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年12月9日の記事より転載させていただきました。