「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の類義語
ここからは「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の類義語を紹介します。
雨晴れて笠を忘る
「雨晴れて笠を忘る」は、困難が去ってしまえばすぐにその恩恵を忘れてしまうということを意味することわざです。
ここでの「笠」は雨を防ぐためにかぶったりさしたりする道具を意味します。
転じて、雨具の必要がなくなると笠のお世話になったことなどすぐに忘れてしまうというところから「雨晴れて笠を忘る」という表現が生まれたとされています。
その点が「喉元過ぎれば熱さを忘れる」に通ずるのではないでしょうか。
魚を得て筌を忘る
「魚を得て筌を忘る」は、目的を達してしまうとそれまでの苦労や手段を忘れてしまうということを意味することわざです。
ここでの「筌」は魚を入れておくために使用する「魚籠」という籠を意味します。
転じて、魚を釣ってしまえば魚籠のことなど忘れてしまうというところから「魚を得て筌を忘る」という表現が生まれたとされています。
その点が「喉元過ぎれば熱さを忘れる」に似ているのではないでしょうか。