「能ある鷹は爪隠す」の類義語

「能ある鷹は爪隠す」とはどんな意味?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「能ある鷹は爪隠す」の類義語を紹介します。

大賢は愚なるが如し

「大賢は愚なるが如し」は、賢い人ほど愚かな人に見えることの例えです。

非常に賢い人は自ら知識や技術を表面に見せるということはしません。
他人に対して自ら進んで「自分には実力がある」と自慢することもありません。

しかし、それゆえにちょっと見たところでは愚かな人に見えてしまうものです。
そういった一種の逆転現象を例えたのが「大賢は愚なるが如し」となります。

転じて、この言葉には「賢い人ほど自慢しないものだ」という意味が含まれるようになったと考えられています。

その点が「能ある鷹は爪隠す」に通じるのではないでしょうか。

深い川は静かに流れる

「深い川は静かに流れる」は、中身が伴っている人ほど過度に騒ぎ立てたりせず物静かなものであるということの例えです。

内容のある充実した人生を送っている人ほど物静かだという例えでもあります。
実際に深い川は静かに流れるのに対して、浅い川は騒々しいものです。

転じて、実績がある人ほど過度に自慢したりしないことの例えとして使用されるようになったとされています。

その点が「能ある鷹は爪隠す」と似ているのではないでしょうか。