褒め言葉に使用されることわざ、それが「能ある鷹は爪隠す」です。
しかし、そもそも「能ある鷹は爪隠す」は何を意味するのでしょうか?

この記事では「能ある鷹は爪隠す」がどのような言葉なのかを解説します。

目次
「能ある鷹は爪隠す」とは
「能ある鷹は爪隠す」の意味
「能ある鷹は爪隠す」は褒め言葉として用いられる
「能ある鷹は爪隠す」の類義語
大賢は愚なるが如し
深い川は静かに流れる
「能ある鷹は爪隠す」の対義語
空き樽は音が高い
鳴く猫は鼠を捕らぬ
まとめ

「能ある鷹は爪隠す」とは

「能ある鷹は爪隠す」とはどんな意味?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここでは「能ある鷹は爪隠す」の意味を解説します。

「能ある鷹は爪隠す」の意味

「能ある鷹は爪隠す」は、実力のある者ほどそれを表面に現さないことの例えです。

ここでの「能」は「能力」の意味であり「脳」ではないので注意しましょう。

あくまでも「能ある鷹は爪隠す」はスキルやテクニックがあるにもかかわらず自ら見せびらかすようなことはしないというニュアンスで使用されます。

逆に能力がない人ほど自分が持っている能力をひけらかし、あたかも力があるように振る舞うものです。

「能ある鷹は爪隠す」はそういった人には使用されません。
むしろ目立ちはしないものの確かな力を持っている人に対して使用される言葉といえるでしょう。

「能ある鷹は爪隠す」は褒め言葉として用いられる

「能ある鷹は爪隠す」は褒め言葉として使用するのが一般的です。
特に本当の実力の持ち主はみだりに人に見せびらかすようなことはしないという意味合いで使用します。

例えば、普段から「自分は頭が良いのだ」と言わんばかりにベラベラと話している人より、ある日突然実力を発揮した人の方が印象に残るのではないでしょうか。

「能ある鷹は爪隠す」はそういった人に対して使用することわざです。
逆に、自ら自分の能力を過信して自慢するような人に対して「能ある鷹は爪隠す」とは表現しません。

本当は能力があるのに他人にひけらかしたりしない人に対して使用する言葉です。