ドイツ(68.14ドル)は15位、フランス(67.92ドル)は16位、イタリア(61.73ドル)は18位です。
西欧・北欧諸国は労働時間あたりの生産性が高く、平均労働時間が短いという特徴がありますね。
アメリカは69.66ドルでドイツ、フランスを上回りますが、労働者1人あたり程の差はありません。順位も労働者1人あたりでは8位でしたが、労働時間あたりだと13位に後退します。
アジア地域でも台湾(57.05ドル)、香港(56.51ドル)、ブルネイ(49.48ドル)、韓国(41.98ドル)と日本を上回る国がいくつもあります。
- 労働時間あたりGDP 51~100位
続いて、労働時間あたりGDPの51~100位です。
図2が労働時間あたりGDPの51~100位のグラフです。
50位台に東欧諸国が並び、60位前後に中東・CIS諸国が固まっています。
ルーマニア(38.4ドル)やスロバキア(36.7ドル)、ポーランド(36.5ドル)などは日本(41.7ドル)と大分近い水準です。
BRICsのロシア(29.5ドル)は62位、ブラジル(16.9ドル)は95位です。
労働者1人あたりGDPでは95位だった中国は、100位以内にはランクインしていません。
アフリカ諸国や中南米の国々もこの範囲に多くランクインしています。
- 労働時間あたりGDP 101~150位
続いて、101~150位です。
図3が労働時間あたりGDPの101~150位です。
120位くらいまでに中南米の多くがランクインしていて、後はアジアとアフリカ諸国が多いようです。
中国(15.4ドル)は104位、インド(7.9ドル)は131位となります。
- 労働時間あたりGDPの推移
続いて、主要国の労働時間あたりGDPについて、時系列的な推移を眺めてみましょう。