「飛んで火に入る夏の虫」の用い方・例文

「飛んで火に入る夏の虫」とはどんな意味?その成り立ちや類義語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「飛んで火に入る夏の虫」の使い方・例文を紹介します。

危険を承知して進んでいく状況での例文

「飛んで火に入る夏の虫」は危険を承知して進んでいく状況で使用します。

・例文1:必ず負けるとわかっていながらも彼は無謀な戦いを挑むことにした。飛んで火に入る夏の虫とはこのことである。
・例文2:絶対失敗すると言われた事業に挑戦した彼女は見事成功して帰ってきた。その勇姿はまさに飛んで火に入る夏の虫のようだった。

このように危険だとわかっていても突き進むという意味合いで使用します。

状況によっては勇敢なことの形容として使用されるものの、大抵は無謀なことの形容として使用されるので注意しましょう。

危険に気がついていない状況での例文

「飛んで火に入る夏の虫」は危険に気が付いていない状況でも使用します。

・例文1:彼は飛んで火に入る夏の虫の如く、ふらふらと誘われるように歓楽街へと消えていった。
・例文2:彼女は飛んで火に入る夏の虫のように、どんどんYouTubeの世界へとのめり込んでいった。

このように危険だとわかっていない様子に使用することもあります。

ほとんどの場合は当人ではなく他人が呆れている様子で使用し、本人に直接使用することはほぼありません。