子供や権力者には何を言っても無駄だから大人しく従うべきということを表現したことわざ、それが「泣く子と地頭には勝てぬ」です。
しかし、そもそも「地頭(じとう)」とは何を意味するのでしょうか?
この記事では「泣く子と地頭には勝てぬ」の意味と合わせて解説します。
目次
・「泣く子と地頭には勝てぬ」とは
・「泣く子と地頭には勝てぬ」の意味
・「泣く子と地頭には勝てぬ」の成り立ち
・「地頭」とは何者?
・「泣く子」と「地頭」の共通点
・「泣く子と地頭には勝てぬ」の類義語
・長いものには巻かれろ
・勝てば官軍、負ければ賊軍
・まとめ
「泣く子と地頭には勝てぬ」とは
ここでは「泣く子と地頭には勝てぬ」の意味を解説します。
「泣く子と地頭には勝てぬ」の意味
「泣く子と地頭には勝てぬ」は、長いものには巻かれるべきという例えです。
この言葉自体は、聞き分けもなく泣いている子供と権力をほしいままにしている地頭には勝てないということを表現したことわざとなっています。
現に泣いている子供や権力者の前ではどのような道理を尽くしても通じません。
そこから道理の通じない子供や権力者と争ってもどうにもならないという意味の言葉となったとされています。
転じて、長いものには巻かれろという意味となったそうです。
ただし、現代では道理の通じない相手には黙って従うしかないという諦めのニュアンスも込めて使用されるので注意しましょう。