「立つ鳥跡を濁さず」の対義語

「立つ鳥跡を濁さず」とはどんな意味?どんな鳥の様子から生まれた言葉?その対義語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「立つ鳥跡を濁さず」の対義語を紹介します。

後足で砂をかける

「後足で砂をかける」は、世話をかけた恩人への義理を忘れるばかりか去り際に迷惑までかけることを意味することわざです。

この言葉は犬や馬が走る際に後ろ足で砂を蹴散らす場面を例えた言葉です。

転じて、人が恩を忘れたり最後に迷惑をかけたりする場面で使用します。

その点が「立つ鳥跡を濁さず」と相反するのではないでしょうか。

旅の恥は掻き捨て

「旅の恥は搔き捨て」は、旅先には知り合いがいないので仮に恥をかいたとしてもその場限りで済むということを意味することわざとなっています。

この言葉は旅先に恥を捨ててくる場面を例えた言葉となっています。

転じて、羽目を外す場面で使用するようになったそうです。

その点が「立つ鳥跡を濁さず」とは別の表現といえるでしょう。

あとは野となれ山となれ

「あとは野となれ山となれ」は、無責任なことの例えです。

今をやり過ごせば後のことはどうでもいいということを指す言葉となります。

要は目先のことが解決できれば他のことなどどうなっても構わないというニュアンスの言葉といえるでしょう。

その点が「立つ鳥跡を濁さず」とは別物の言葉となるのではないでしょうか。