人の去り際を表現する言葉、それが「立つ鳥跡を濁さず」です。
しかし、このことわざはどのような意味を持つのでしょうか?
この記事では「立つ鳥跡を濁さず」がどのような言葉なのかについて解説します。
目次
・「立つ鳥跡を濁さず」とは
・「立つ鳥跡を濁さず」の意味
・「立つ鳥跡を濁さず」を使う場面・例文
・「立つ鳥跡を濁さず」の成り立ち
・「立つ鳥跡を濁さず」とはどんな鳥のこと?
・「立つ鳥跡を濁さず」の対義語
・後足で砂をかける
・旅の恥は掻き捨て
・あとは野となれ山となれ
・まとめ
「立つ鳥跡を濁さず」とは
ここでは「立つ鳥跡を濁さず」の意味を解説します。
「立つ鳥跡を濁さず」の意味
「立つ鳥跡を濁さず」は引き際が潔く爽やかであることの例えです。
去っていく者は跡が見苦しくないようにきちんと始末してから出立しなくてはならないという戒めのようなニュアンスで使用することもあります。
逆に去った者が何も遺恨を残さず綺麗に旅立つことを指して「立つ鳥跡を濁さず」と表現することもあります。
「立つ鳥跡を濁さず」を使う場面・例文
「立つ鳥跡を濁さず」は美しい引き際に対して使用する言葉です。
・例文1:あの選手はまだ若いのに後世のことを考えてきっぱり引退した。その見事な勇退はまさに立つ鳥跡を濁さずだった。
このように、引き際が潔く爽やかである場面で使用します。
スポーツ選手がチームを抜ける際などに使用される他、会社や企業など特定の組織から綺麗さっぱり姿を消すことを指して使用する場合もあります。
ただし「立つ鳥跡を濁さず」は教訓のような意味合いで使用されることもあるので注意しておきましょう。
・例文2:立つ鳥跡を濁さずというように、引き際というのは見苦しくならないようしっかりと始末してから出立すべきである。
・例文3:転職する際は立つ鳥跡を濁さず、引き継ぎ期間をすべて全うしてから新たな職場に就職すべきである。
このように、去る者は残る者の迷惑にならないようにすべきだというニュアンスで使用されることもあります。
つまり「訪れた地や働いていた場に別れを告げる時は後片付けを行って綺麗にしてから旅立つべき」という心得としても使用されているわけです。