大企業に勤めていても副業が推奨される今、起業に興味を持つ人は増えています。そんな中、常に注目されているのが資格の取得。すでに資格を持っている人はもちろん、資格を取って独立したい人や資格に興味がある人に必読のQ&Aを、経営コンサルタントで士業(特定行政書士)でもある横須賀輝尚氏の著書『資格起業バイブル』から、再構成してお届けします。
「お客様の声」はプロフィールと並ぶ絶対法則Q:お客様の声が重要と聞きましたが、機会がなかなかありません。本当に重要でしょうか?
ホームページや事務所案内にお客様の声を掲載するとよいと伺いました。しかし、お客様にお願いするタイミングもわからず、どのようにいただいていいのかわかりません。本当に重要なのでしょうか?
「私は行政書士事務所を経営していますが、正直にいって実務レベルは高いです。事務連絡もかなり早いほうですし、何より対応が誠実なのが売りです。他の事務所と比較することなく、私の事務所に依頼されることをお勧めします。」
とホームページ上でいわれても「本当かなあ」と感じるのが普通の人の感覚です。上記は私がただ自慢をしただけで、あるものが欠如しています。その欠けているものとは「客観性」です。いくら自分自身のことをよく言おうとしても、そのコメントが客観性に欠けていたら、なかなか信じることはできません。つまり、自分の事務所のよさをアピールするためには、「客観性のある説明」が重要になります。
もっとも客観的にそのことを証明できるのが、実際のお客様です。たとえば、私が前述のように自分の自慢をするより、私のお客様から「横須賀さんの事務所は本当にお勧めですよ」といわれたほうが何倍も説得力があるはずです。
仕事を多数獲得している事務所はこのお客様の声を必ず取っています。このお客様の声があることによって、初めてサイトを見て依頼しようか考えている方の背中を押すことができるのです。つまり、お客様の声があればあるほど、あなたの事務所のよさは客観的に証明されることになるのです。
お客様には、「お願い」ではなく「取材」をする