「みんなの75点より、誰かの120点」を合い言葉にドン・キホーテが展開している「偏愛めし」シリーズ。

 2024年12月1日にシリーズの新商品「アメリカンドッグのココだけ弁当」が発売開始となりました。

 これは「アメリカンドッグの棒についているカリカリ部分」が主菜になっているという、まさに「偏愛」の名に相応しい商品。味も見た目も気になって仕方がなかったので、近所のドン・キホーテで買ってきました。

■ アメリカンドッグのカリカリをお腹いっぱい食べたい!右も左もジャンクなお弁当が登場

 アメリカンドッグについているカリカリの部分は筆者も好きです。

 しかし歯で削るようにしなければ上手く食べられず、食べようと必死に前歯で「カリカリカリ……」とやるのは、そばに人がいるとためらわれます。

 おまけに1本のアメリカンドッグからとれる「カリカリ」は、非常に少ない希少部位。

 いつかあれをお腹いっぱい食べられたらな……と考えたことがある人は少なくないのではないでしょうか。

 そんな方のために生まれたのが「アメリカンドッグのココだけ弁当」です。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 透明な蓋の部分には「アメリカンドッグの根元を思う存分食べたかった!カリッカリカリッカリと噛み締める幸せ!アメリカンドッグのココだけ弁当」と書かれており、おそらくはこれが本商品の正式名称。「わかる」の一言につきます。

 お弁当の構成は非常にシンプル。向かって右のエリアにケチャップライス、左のエリアにアメリカンドッグの「カリカリ」。以上です。右も左もジャンクな色!おそらくこの世で最も「彩り」という言葉から遠いお弁当の1つでしょう。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 本体のほか、2つ折りタイプのケチャップ&マスタードがついて、価格は税込430円です。

 お弁当の右側には「カリカリ」がぎっしり詰まっています。20、いや30本分はあるでしょうか。

 この量の「カリカリ」を食べるとなると、アメリカンドッグが1本140円だと仮定して、140円×30本で4200円かかります。つまりこのお弁当には少なく見積もっても4200円の価値があると言っていいでしょう。異論は受け付けます。

 食べる際は500Wで1分温めるそうですが「温めるとふやけるのでは?」と思ったので、いったん「カリカリ」だけ少し取り分けてそのままいただきます。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 か、カリカリだ!間違いなく「アメリカンドッグのカリカリの部分」だ!!

 これまでアメリカンドッグを食べるときは削り食べしかできなかった「カリカリ」。それを思う存分、上下の歯でカリカリボリボリと噛み砕けるのが嬉しいです。温める前の状態ではありますが、これでも十分美味しいです。

■ 「カリカリ」の甘さに塩気強めなケチャップライスがマッチ!交互に食べるのが最適解?

 「カリカリ」だけで満足してしまいそうになりましたが、お弁当であることを忘れてはいけません。電子レンジで規定通りに温め、本格的に「お弁当」としていただきます。

 蓋を開けてみると、偏愛感あふれるビジュアルが際立ちます。本当にケチャップライスと「カリカリ」しかない。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 「カリカリ」はふやけることなく、カリカリ食感のまま温まってくれています。冷たくても美味しかったですが、温めるともっと美味しいです。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 ほんのり甘い味付けが、まさにアメリカンドッグのそれ。お弁当のおかずとして成立しているのか?ということはさておき、延々と食べ続けることのできる味です。

 さらに「カリカリ」にいろいろな形があるのも、本商品ならではの特徴。アメリカンドッグらしい細くて短い「カリカリ」から、魔法の杖のような長い「カリカリ」、噛み応えのありそうな丸っこい「カリカリ」など、さまざまな「カリカリ」を楽しむことができるのです。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 まさに商品名にある「カリッカリカリッカリと噛み締める幸せ!」の通り。

 ただやはり気になるのが「カリカリ」の味付け。ほんのり甘いのはよいですが、お弁当のおかずとして考えると少し疑問が残ります。

 しかしお弁当の右側で待っているケチャップライスをひと口食べた瞬間、その疑問は消えてなくなります。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 ケチャップライスといえば少し甘めな味付けをイメージしていたのですが、このお弁当のものは塩気が強めに作られています。そのため「カリカリ」の甘さと見事にマッチ。

 「カリカリ」で少し甘くなった口に、しょっぱめのケチャップライスが非常に合います。

 一緒に食べるともっと美味しいのでは!?と思いましたが、個人的には今ひとつ。別々に食べるほうが美味しく感じました。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 硬いと、柔らかい。甘いと、しょっぱい。異なる2つの食感・味は交互にやってくるからこそ、それぞれの存在が引き立つみたいですね。

■ ケチャップ&マスタードの味変も最高!できるなら深夜に食べたい最高の“偏愛めし”

 付属のケチャップ&マスタードも使います。「カリカリ」の上ににゅるるると垂らします。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 ケチャップ&マスタードをかけると「カリカリ」の甘さは消えるものの、アメリカンドッグ感が強化されます。「カリカリ」は美味しいですが、やはり味付けが単調なので、飽きる人は飽きるかもしれません。そんなときにはときには最高の味変です。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 ただ「カリカリ」の量を考えると、付属のケチャップ&マスタードでは少し物足りない感じがしました。

 食べ始めたときは「途中で飽きるかな?」と思っていたのですが、「カリカリ」とケチャップライスの組み合わせが思いのほか美味しく、また味変もできたので、あっという間に食べ切ってしまいました。

おかずは「アメリカンドッグのカリカリ」だけ!話題のドンキ新商品を食べたら最高の“偏愛”を感じた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 「アメリカンドッグのココだけ弁当」の「『カリカリ』をおかずにしてご飯を食べたい!」というコンセプトから溢れ出すロマンは唯一無二です。最高の偏愛めしです。

 今回はお昼にいただきましたが、たぶんこのお弁当は深夜が一番の食べ頃。週末の夜、ビールやコーラを片手に映画でも見ながらつついたら、3倍は美味しくなるなと確信しています。

<参考>
・ドン・キホーテ「偏愛めし一覧」

(ヨシクラミク)

提供元・おたくま経済新聞

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