徐々に社会に浸透しつつある、男性の育児休業。10月中旬に赤ちゃんが生まれたXユーザー・きりさおさんも、育休取得を決断したようですが、その際上司から言われたという衝撃の一言が大きな話題になっています。

 それはなんと「パパ活を頑張れ!」というもの。もちろん純粋に「父親として母子を支えろ」という意味なのでしょうが……さすがに誤用にも程がある。

 SNSでは主に自分で描いたイラストや漫画を投稿している一方、平日は会社員として働いているきりさおさん。育休は11月中旬から約一か月間取得する計画だそうで、現在は日々、家事と育児に奮闘しているようです。

 そんなきりさおさんが、上司から衝撃の一言を聞いたのは、育休の相談をしていた時のこと。きりさおさんの職場は育休の取得に理解があり、多くの方に背中を押される中、上司が放った一言が「パパ活を頑張れ!」だったそう。

 当の本人はその違和感に全く気付いておらず、きりさおさんも内心では「パパ活……!?」とその場で誤用に気付いたようですが、上司に対して指摘は出来なかったとのこと。きりさおさんが育休で不在中、会社内で「パパ活をしている」なんてウワサが独り歩きしないことを祈るばかりです……。

 投稿は13万件ものいいねが寄せられるなど、大注目を集めることに。返信欄には「本来こう使われるべき」「こっちが正解のはずなんだよなぁ」といった声がほとんどで、多くの方が上司の言葉に理解を示したもよう。

 一時期大流行した「育メン」という言葉も、価値観が時代の流れとともに変化し、今はあまりふさわしくない言葉という位置付けになりましたが、「パパ活」もいつか育児において「お父さんとして頑張る」という意味に変化していってほしいものです。

<記事化協力>
きりさおさん(@kirisao)

(山口弘剛)

提供元・おたくま経済新聞

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