「君子危うきに近寄らず」の類義語

「君子危うきに近寄らず」とはどんな意味?「君子」とは誰のこと?その類義語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「君子危うきに近寄らず」の類義語を紹介します。

触らぬ神に祟りなし

「触らぬ神に祟りなし」は、その物事に関わりさえ持たなければ災いを招くことはないということを意味することわざです。
厄介なことに余計な手出しをするなという例えでもあります。

例えば、喧嘩している人は下手に仲裁に入るより放置しておいた方が安全です。

むしろ、下手に口出しすることで余計に争いがこじれてしまうこともあるかもしれません。

要は無駄なトラブルには首を突っ込むなという戒めの言葉です。
その点が「君子危うきに近寄らず」と似ているのではないでしょうか。

李下に冠を正さず

「李下に冠を正さず」は、自分の行動は常に用心深くして他人から疑われるようなことをしてはならないという意味のことわざです。

スモモの下で冠をかぶり直そうと手を上げるとスモモを盗ろうとしていると誤解されかねません。

だからこそ、疑わしい真似は避けなくてはなりません。

転じて「李下に冠を正さず」は疑われないよう自分の行動を改めるべきという意味で使用されるようになったとされています。
その点が「君子危うきに近寄らず」と通ずるものがあります。