■たった10年でこんなに進化するのか…!

1981年(昭和56年)、マイコンによる自動火加減調節ができる炊飯ジャー第1号が誕生。

50年前の炊飯器、炊飯前に「皆していたこと」に耳を疑う 何かのジョークと思いきや…
(画像=『Sirabee』より引用)

従来の製品との違いについて、タイガー魔法瓶の担当者は「それまでは、必ずお米を30分以上浸水してから内なべをセットし、炊飯をスタートさせる必要がありましたが、マイコンによりその工程が不要になりました」と、説明する。

これまでは「30分以上の浸水」という手順を踏まなかった場合、米の中まで吸水ができないため、米の芯まで熱が伝わらず、ご飯が上手く炊けなかったのだ。

しかし、マイコンでは40~50℃の温度で自動でお米に水を吸わせた後、初めは強火、沸騰したら火力を弱めるなど、火加減を調節して美味しいご飯が炊けるように。

令和の我々が現在当たり前のように使用している炊飯器は、この時代に雛形が誕生したのである。