どれほど革命的な発明も、世間に普及して数年、数十年が経過すると「当たり前」な存在に変化するもの。
ところで読者諸君は、40年以上前の炊飯には「今では考えられない工程」が必要だったのをご存知だろうか。
■昔の炊飯器、そんなに面倒だったのか…
ある日、記者が「炊飯器の進化」に関する取材をタイガー魔法瓶に行なったところ、過去の炊飯ジャー製品には「使用前に米を30分以上浸水させる」工程が必要であったと判明。
水と米を入れ、ボタンを押すだけで炊飯ができる現代の価値観から見ると、あまりにも信じ難いエピソードである。一瞬「ジョークかな…」などとも感じてしまったが、担当者の瞳には一点の曇りもない。完全にガチであった。
そこで今回は、全国の10~60代の男女718名を対象としたアンケート調査にて、炊飯器の進化に関する質問を実施することに。
その結果、炊飯ジャー使用前の「米を30分以上浸水させる」工程が不要になったのは、「1980年代から」と考える人物が最も多い(68.4%)ことが判明したのだ。