韓国最大野党「共に民主党」は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対して退陣を求めており、もしこれに応じなければ弾劾手続きに着手する方針を明らかにしています。

また、尹大統領に「内乱罪」で起訴される可能性が議論されています。最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表らは、大統領の辞任と即時捜査を要求しています。

尹大統領は、3日夜に「非常戒厳」を宣布しましたが、国会や国民からの強い反発を受け、翌4日朝にはこれを解除しました。この戒厳令の発動理由として、北朝鮮の脅威や「反国家勢力」への対処が挙げられましたが、実際には自身の政治的危機を乗り切るための動きである可能性が高いと見られています。

戒厳令は、国会による迅速な解除要求決議によって6時間で終了し、軍による首都掌握も回避されました。今回の事件が韓国の国際的な評価に悪影響を与える可能性も指摘されています。