PKストップや至近距離からのヘディングシュートを防ぎきるなど、要所で好セーブを連発。シーズンを通して安定したパフォーマンスを披露し、チームに勝ち点をもたらし続けた。シーズン前半戦なかなか勝てない時期があった中でも、今季の総失点は36とリーグで4番目に少ない。もちろん、チームとしての結果であるが後藤の存在が大きかったことも事実であることから手放せない選手3位とした。


ディサロ燦シルヴァーノ 写真:Getty Images

2位:ディサロ燦シルヴァーノ

2022年にシーズン途中で当時所属していた清水エスパルスから山形へ期限付きで加入し、17試合で8ゴールを挙げてプレーオフ進出へ貢献したFWディサロ燦シルヴァーノ。今夏の新戦力として帰ってきたストライカーは、今回もチームをプレーオフへと導く役割を果たしている。

第27節のV・ファーレン長崎戦で加入後初ゴールを挙げると、第31節からは4試合連続ゴールを挙げるなど高い得点力を発揮。途中加入ながら14試合で8ゴールとチーム2位となる得点数を挙げた。来季こそ前半戦から上位でシーズンを戦うためにも、安定した得点源は極めて重要。過去ギラヴァンツ北九州でJ2を戦った2020シーズンには35試合で18ゴールを挙げており、シーズンを通して出場が叶えば十分に計算が立つ選手なことから手放せない選手2位とした。※12月4日契約更新発表


イサカ・ゼイン 写真:Getty Images

1位:イサカ・ゼイン

昨季は加入1年目ながら40試合出場で6ゴール5アシストと、サイドで強烈な存在感を放ったMFイサカ・ゼイン。今季も切れ味鋭い動きは変わらず、37試合に出場して5ゴール7アシストをマーク。多くのチャンスに絡んでチームのプレーオフ進出に貢献している。

背後を取る動き出しやサイド深い位置への侵入から丁寧なラストパスやクロスを供給しゴールを演出。自らもカットインからコースを突くシュートで得点を挙げるなど、多くの決定機に絡んだ。攻撃陣はJ2でも屈指の実力者が揃う山形の中で、イサカの活躍ぶりは頭一つ抜けたものであることから手放せない選手1位とした。