2024シーズンも終盤戦にかけて急激に調子を上向かせ、第37節が終了した時点でプレーオフ圏内の5位へと浮上。最終節も6位ジェフユナイテッド千葉との直接対決を4-0と制し、4位で3年連続となるJ1昇格プレーオフ進出を決めたモンテディオ山形。しかし、12月1日に行われたファジアーノ岡山とのプレーオフ準決勝では前半に2点を失い、後半には数的不利となるなど苦戦。終盤にはダメ押しの3点目も奪われ、今季も昇格は叶わなかった。
今シーズン開幕前、MF氣田亮真やMF坂本亘基といったJ2で実績のある選手たちを多く補強。守備陣を中心に少なからず主力の流出があったものの、J2優勝も狙える陣容を整えていた。しかし、開幕こそ2連勝と快調な滑り出しを見せたが第3節から3連敗。以降もホームで白星を挙げるもアウェーで黒星と連勝ができず、勝ち点を思うように積み上げられないまま前半戦終了の時点で14位と上位争いから大きく遠ざかっていた。夏の補強を経て後半戦では終盤の9連勝を含め14の白星を挙げたことを踏まえると、前半戦が大いに悔やまれる結果になったと言えよう。
当然のことながら来季求められるものは昇格のみ。それも、3年連続敗退していることでプレーオフに良い印象を持てないだけに、これまで以上に自動昇格圏入りが強く求められる。そのためにも、今冬は戦力を維持しつつ新戦力を迎えたいが、J2上位勢の宿命とも言うべきか活躍した主力選手を中心に流出の懸念は尽きない。もちろん所属するすべての選手が重要な戦力であることに変わりはないが、ここでは特に山形が手放したくない選手を5名ランキング形式で紹介していく(期限付き移籍中の選手は対象外とする)※12月3日時点の情報に基づく。
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