今季の開幕2連勝の立役者であるFW高橋潤哉。開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦では途中出場から2ゴール。続く第2節の栃木SC戦でもゴールを決めるなど、シーズン序盤からチームに勝利をもたらす働きを果たしていた。シーズン後半戦に入って以降はベンチスタートとなるゲームも増えたが、それでも最終的にシーズンを通してチームトップの11ゴールを挙げている。
中盤を支えたMF髙江麗央やMF小西雄大、守備の要であるDF西村慧祐も貢献度の高さでは上位に入るだろう。しかし、途中出場からでもゴールやアシストといったゲームを決定づける役割を果たした高橋の活躍がなければ、シーズン後半の追い上げも難しかったと言えることから手放せない選手5位とした。
4位:國分伸太郎
昨季はチームトップタイの6アシストとチャンスメイクで大きく貢献したMF國分伸太郎。今季も中盤中央や左サイドから攻撃に絡み、鮮やかなプレーを数多く見せていた。シーズン前半は1ゴールとなかなか決定的な仕事をできずにいたが、後半戦に入り特にMF土居聖真の加入以降は見せ場も増えた印象だ。
華麗なループシュートでのゴールや鋭く背後を突くスルーパスなどで技術の高さを披露。シーズン終盤の9連勝中には1ゴール4アシストと多くのゴールを生み出した。すでに土居の契約更新が発表された今、来季も國分は今季と同等あるいはそれ以上の活躍の出来る可能性が高いことから、手放せない選手4位とした。※12月4日契約更新発表
3位:後藤雅明
2022シーズンに加入して以来、絶対的な守護神として山形のゴールを守るGK後藤雅明。今季もリーグ戦全試合に出場して、プレーオフ進出に大きく貢献している。山形は昨季終了後、DF野田裕喜やDF小野雅史といった最終ラインの主力がチームを離れた。新戦力を迎えて守備を再構築するにあたり、後藤がチームに残っていたことは極めて価値のあるものだったと言えよう。