日本では自民党の菅副総裁を中心とする日韓議員連盟幹部の韓国訪問が12月15-16日に予定されています。これは2025年が日韓国交正常化60周年となるため、1月に石破総理が韓国に行き尹大統領と会談するための下地作りの予定でした。この韓国の状況ではそれどころではないという気もします。つまり日韓関係の交渉も停滞する公算があるとみています。

個人的には尹大統領が尽力した日韓関係の再構築は重要なポイントだったと思います。また現在の保守政権が日韓関係や米韓関係には重要で、リベラルに再び戻ることを繰り返していれば韓国は成長の壁を打ち破ることができなくなり、長期的に見て極めて深刻、かつ北朝鮮に対峙すらできなくなるでしょう。

一方、日本の国防という観点からは不安材料となります。故に気持ちとしては尹大統領をどうにかして支えたいところではありますが、今回の問題は国内事情が大きく、今回の顛末としては尹大統領への責任問題と統率力への影響が不可避で、今後、相当の騒動になるとみられ、海外諸国も当面は傍観する以外仕方がないという感じに見えます。

韓国人のケンカ好きは世に知れていますが、私からすれば「またやってくれたな」という残念な思いであります。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年12月4日の記事より転載させていただきました。