こうした技術の進展により、犬の高度医療が実現する可能性が見えてきました。

さらに、犬と人間は類似した病気にかかることが多いため、犬のiPS細胞を使った研究が進むことで、人間の病気研究や新薬開発にも役立つ未来が期待されています。

犬と人の医療への貢献が期待できる犬のiPS細胞の今後が楽しみですね。

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参考文献

世界初! イヌの尿由来細胞からのiPS細胞安定作製に成功
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-09494.html

元論文

Generation of canine induced pluripotent stem cells under feeder-free conditions using Sendai virus vector encoding six canine reprogramming factors
https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2023.11.010

ライター

岩崎 浩輝: 大学院では生命科学を専攻。製薬業界で働いていました。 好きなジャンルはライフサイエンス系です。特に、再生医療は夢がありますよね。 趣味は愛犬のトリックのしつけと散歩です。

編集者

ナゾロジー 編集部