群馬県の万座温泉スキー場が11月19日、2024~2025シーズンはリフトの営業本数や滑走可能コースを一部縮小して営業すると発表しました。
その理由について、「2024年9月、当スキー場はゲレンデ内のリフトやレストランの電気ケーブル、ブレーカーなどが盗難の被害を受け、復旧のための電気設備の納期および工期に時間を要するため」と説明しています。
近年、銅の価格の高騰から、特にケーブル類の盗難が全国各地で相次いでいます。すでに所轄の警察に被害届を提出し、現在も捜査中であるとのことですが、シーズンまでに復旧には至らない見通しと早めに判断したもようです。
発表によると、スキー場の営業期間については、12月21日から2025年3月23日までと例年通りとなるものの、「パノラマリフト AB線」「万座高速リフト」「万座山リフト」は運休し、「プリンスリフト」のみの運行、滑走可能コースも「プリンスリフト両サイドのA1、A2の2コース」に絞られ、「レストラン アリエスカ」については休憩所として開放するとのこと。
また、上記による宿泊需要を鑑みて、2025年1月5日から3月22日の期間中は、「万座高原ホテル」の営業は「万座プリンスホテル」に集約されるそうです。すでに対象期間に万座高原ホテルの予約をしている方については、順次個別に連絡のうえ、万座プリンスホテルの利用を案内するとのことでした。
スキー場側にとって、この営業縮小が痛手となることはもちろんのこと、観光客やスキー中・上級者にとっても、滑走コースが制限されてしまうのは大きく楽しみが減ってしまうところ。SNSには「なんてこった」「泥棒絶対ゆるさない!」といった声が相次いでいます。
<参考・引用>
万座スキー場公式HP「万座温泉スキー場および万座高原ホテルの今冬の営業内容について」
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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