今回の旅で最大のトラブルでした。スーツケースを受け取って気が緩み、注意力が散漫になっていたのです。

この経験から得た教訓は、「トイレではバッグを身体から絶対に離さないこと」。特にフックは危険です。それでもバッグが無事で本当にラッキーでした。もし失くしていたら旅は終わっていたでしょう。今思い出しても冷や汗が出ます。

フランクフルト中央駅のDBラウンジ

バーデンバーデンに向かうため、まずフランクフルト中央駅へ移動しました。次の直通電車が来るまで約2時間、DB(ドイツ鉄道)のラウンジで過ごしました。

DBのラウンジ。一等車を予約すると利用できます。コーヒーと紅茶くらいですが、コンセント付きデスクはありがたいです。

一等車予約者限定の特典で利用でき、コーヒーや紅茶程度のサービスですが、コンセントやデスクが使えるのが便利です。治安が悪いと言われるフランクフルト中央駅内では、ラウンジはまさにオアシスのような場所。乗り遅れたおかげで、この設備の恩恵に預かることができました。特にビジネスマンにはありがたい施設です。

フランクフルト中央駅のホームに向かうと予定が変更されて8番線に変わっていました。こうした変更はよくあることのようです。

ラウンジに向かう途中、ジプシーの物乞いに遭いました。空のミルク瓶を見せながら「お金をください」と頼む女性が2人も現れ、代わる代わる声をかけてきました。

最初の女性に5ユーロ渡したところ、それを見ていたらしく、次の女性にも狙われたようです。2人目にはきっぱり断り、「働いてくださいね」と伝えて立ち去りました。

スリではなかったものの、かなりしつこい印象です。皆さんもご注意ください。

(ドイツ後編バーデンバーデンに続く)