励ましの意味でも季節的な意味でも使用される言葉、それが「暑さも寒さも彼岸まで」です。

しかし、ここで言う「彼岸」とは具体的にどのような時期までを意味するのでしょうか?

今回はそんな「暑さも寒さも彼岸まで」について解説します。

目次
「暑さも寒さも彼岸まで」とは
「暑さも寒さも彼岸まで」の意味
慣用句としての「暑さも寒さも彼岸まで」
「彼岸」とは
年2回ある「彼岸」
暑さの終わりは「秋分」?
寒さの終わりは「春分」?
慣用句「暑さも寒さも彼岸まで」の類義語
禍福は糾える縄の如し
人間万事塞翁が馬
まとめ

「暑さも寒さも彼岸まで」とは

「暑さも寒さも彼岸まで」とはどんな意味?彼岸とはいつあるもの?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここでは「暑さも寒さも彼岸まで」の意味を解説します。

「暑さも寒さも彼岸まで」の意味

「暑さも寒さも彼岸まで」はどんなにつらいことでもいずれ時期が来れば自然と去っていくということを意味することわざです。

ここでの「暑さ・寒さ」は「つらいこと」を指しています。

確かに強烈な暑さや寒さが続くと毎日の生活も大変です。
しかし、その暑さや寒さでさえ時期が来れば去っていきます。

転じて、どんなつらいこともいずれ時期が来て去っていくということを意味するようになったとされています。

慣用句としての「暑さも寒さも彼岸まで」

慣用句の「暑さも寒さも彼岸まで」は、残暑は秋の彼岸までに治まり余寒は春の彼岸までに和らぐのでそれ以降は過ごしやすくなるという意味の言葉です。

夏の暑さも冬の暑さも彼岸を迎えればしのぎやすくなることを指します。

実際に夏や冬の厳しい気候はいつまでも続くということはありません。
異常な暑さも寒さもやがては和らいで過ごしやすくなる時期が来ます。

このように、ある意味厳しい自然環境に対する励ましの意味も込められているのが「暑さも寒さも彼岸まで」です。