「噂をすれば影が差す」の由来
ここからは「噂をすれば影が差す」の由来を解説します。
「噂をすれば影が差す」の成り立ち
「噂をすれば影が差す」は江戸時代後期の戯作者である十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』などで使用されている言葉から来ているそうです。
十返舎一九は江戸時代後期に活躍した戯作者で、偽作は書籍など文学を中心とした読み物のことを意味します。
彼は大の歌舞伎好きで社会のことを面白おかしく書くのが好きだったとか。
その作品の中で生まれたのが「噂をすれば影が差す」という言葉とのことです。
ちなみに、ここでいう「影」とは「人影」のことを意味しています。
人の噂をしているとその人が現れる……だからこそ噂話もほどほどにという意味が込められています。