噂にまつわることわざ、それが「噂をすれば影が差す」です。
しかし、この言葉はどのような状況を意味するのでしょうか。
この記事では「噂をすれば影が差す」がどのような言葉なのかを解説します。
目次
・「噂をすれば影が差す」とは
・「噂をすれば影が差す」の意味
・「噂をすれば影が差す」の用い方・例文
・「噂をすれば」「噂をすれば影」と略されることもある
・「噂をすれば影が差す」の由来
・「噂をすれば影が差す」の成り立ち
・「噂をすれば影が差す」の類義語
・噂をすれば曹操
・「曹操」とはこんな人物
・まとめ
「噂をすれば影が差す」とは
ここでは「噂をすれば影が差す」の意味を解説します。
「噂をすれば影が差す」の意味
「噂をすれば影が差す」は、ある人の噂をしていると不思議とその当人がそこへ来るものだということを例えた言葉です。
ある職場で「〇〇部長って事務員の〇〇さんとできてるらしいよ」などと噂していると、不思議とその部長本人もしくは事務員本人がそこへ来るものです。
本人が直接来なくとも噂はいずれ本人の耳に入ってしまうことでしょう。
そういった背景から「噂をすれば影が差す」には「他人の噂には注意しよう」という戒めの意味も込められています。
「噂をすれば影が差す」の用い方・例文
「噂をすれば影が差す」はある人の噂をしていたら当人が登場した状況で使用する慣用句となります。
・例文1:上司の噂話をしていたところまさか当の本人がやってきた。これが「噂をすれば影が差す」というやつか。
・例文2:内緒話であっても「噂をすれば影が差す」というように、いつどこから当人に知られるかわからないものである。
・例文3:「噂をすれば影が差す」というように内緒話も本人の耳に入ることがあるから他人の噂話はほどほどにしておかねばならない。
このように噂をしていたら本人がやってくる場面で使用します。
ただし、内緒話でも当人の耳に入ることがあるから気を付けねばならないという戒めの意味で使用されることもあります。
「噂をすれば」「噂をすれば影」と略されることもある
「噂をすれば影が差す」は「噂をすれば」「噂をすれば影」と略して使用されることもあります。
現代の会話では噂している本人たちが当人の登場を前にして「噂をすれば何とらやら……」というように使用します。
むしろ、会話においては「噂をすれば」と略されることがほとんどで「噂をすれば影」まで口にすることは稀です。