日常生活でも頻繁に耳にする言葉、それが「一寸先は闇」です。
しかし、具体的に「一寸先は闇」とは何を意味するのでしょうか。
この記事では「一寸先は闇」がどのような言葉なのか解説します。
目次
・「一寸先は闇」とは
・「一寸先は闇」の意味
・「一寸先は闇」の用い方・例文
・「一寸先は闇」の由来
・「一寸先は闇」の成り立ち
・「一寸先」は距離ではなく時間を例えたもの
・「一寸先は闇」の類義語
・無常の風は時を選ばず
・人間万事塞翁が馬
・まとめ
「一寸先は闇」とは
ここでは「一寸先は闇」の意味を解説します。
「一寸先は闇」の意味
「一寸先は闇」はほんの少し先のこともまったく予想できないことの例えです。
この言葉は特定の空間を描写するのではなく、時間を描写する言葉となります。
あくまでも手の届く距離のことではなく先の見えない時間のことを表現した言葉なので注意しましょう。
「一寸先は闇」の用い方・例文
「一寸先は闇」は近い将来や未来が不明瞭であることを指して使用します。
現代では「何が起こるかわからない」というニュアンスで使用されます。
・例文1:「一寸先は闇」だからこそ今を一所懸命に生きる。
・例文2:あれほど順調そうに見えた芸能生活がたった1回のスキャンダルで台無しになった。まさに「一寸先は闇」である。
・例文3:どれほど平和な世界でも絶えず戦争が起こっている現代こそ「一寸先は闇」の時代といえるだろう。
このように近い将来や未来が見えないことを指して「一寸先は闇」といいます。
言葉自体は距離を指しているように思える者の実際は時間を指しています。
時間ではなく距離に例えて使用するのは誤りとされるので注意しましょう。