私が日本に行くときの航空便の選び方はGoogle Flightsのマトリックス表示の中から行きと帰りの最適解の組み合わせを選び、そこから航空会社を選択するというやり方をしています。最適解とは私の場合は運賃。航空会社により往復で数万円の差があり、日にちもたった一日違いで数万円変わります。こういう航空券の購入方法だと航空会社のマイルを貯めたいから〇〇航空を使うという発想は一つも起きないのです。

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スーパーなどで買い物をしているとポイントカードの提示を求められるのですが、定常的に行く店ではポイントが貯まり一年に一度ぐらいそれを使って「あぁ得した」と思いますが、たまに行く店だと「まぁ貯めておくか」程度でそれを使うとかポイントがあるのかのチェックすらしません。クレカのポイントは私は何十万点も残っているのですが、くだらないショッピングサイトには目もくれず、使う方法もあまりなく、さてどうするか、と言うところです。

数年前まではポイントのプロがいてこうすれば安くなる、お得になる、ダブルポイントになるといったポイント経済が一世風靡しましたが私を含め多くの人は脱落した気がします。結局、定常的に買い物するところは限られており、どれだけ店側がポイントで客を釣ろうともそれが最終的に顧客を食い止める決め手にはならないとみています。その点では例えばスーパーのオーケーストアの200円で会員になれば現金払いに限り3%引きになるという仕組みの方が集客効果は高いと思います。ビジネス戦略は常に新しい何かが必要だということでしょう。

後記 バンクーバーで日本人の事業家仲間として長年知っている方と差し飯、差し飲み3時間。彼と私の共通点は異様に仕事が好きなこと、朝起きると今日も仕事ができるとワクワクすること、そしてめったに飲み会には行かないこと。彼と私の違いは彼は規模を求め、私はハンズオンのリスクレスのビジネスを求めること。その彼は北米上場を目指すと。そして日本のライバルを圧倒したいと。すごい野望、そしてそれに向けた彼なりの計画と着実に進める実行力に脱帽でした。日本人にもこんな情熱持っている人がまだいるんです。嬉しかったですね。彼には私が進める次の事業に協力を依頼しました。強力なアライアンスに向けた種まきの芽が出ればよいと思います。