「当たるも八卦当たらぬも八卦」の「八卦」とはなんのこと?
ここからは「当たるも八卦当たらぬも八卦」に含まれている「八卦」という言葉について解説します。
「八卦」とは
「当たるも八卦当たらぬも八卦」の「八卦」は占いのことを意味します。
「八卦」は陰と陽を示す3つの算木を組み合わせてできる八種の形を指します。
転じて、易をはじめ人相見や手相見などの占いを指すようになったそうです。
もともと「八卦」は古代中国で生まれたもので、中国神話に登場する帝王「伏羲」が天地自然に象って作ったという伝説が残っています。
現に「八卦」の形状は多種多様な事物事象を表しています。
転じて、方位に当てて運勢や吉凶を占うようになったようです。
韓国の国旗にも配置されている「八卦」
韓国の国旗にも「八卦」が配置されています。
韓国の国旗は白地の中央に置かれた赤と青の2色からなる「陰陽」で「太極」を表しており、その周囲四隅に「卦」を配置しているのが特徴です。
これは中国の伝統的な図案を取り入れたデザインとして知られています。
この太極旗は李氏朝鮮時代の1883年旧暦1月27日に朝鮮国の国旗として初めて公布され、朝鮮独立運動を通じて朝鮮民族を象徴する旗として認知されました。
その後、1948年8月15日に大韓民国が独立を果たすと1949年10月15日に大韓民国の国旗として法令でデザインが確定しました。
以来、太極旗は現在でも韓国の国旗として使用されています。