「百聞は一見に如かず」との違い
ここからは「百聞は一見に如かず」との違いを解説します。
「百聞は一見に如かず」とは
「百聞は一見に如かず」は他人から何度も聞くより、一度自分の目で見た方が確かであるということを表現した言葉です。
「百聞」は何度も聞くことを意味します。
「一見」は一度見ることを意味します。
実際に人から聞いた情報だけでは何が正しいのかわかりません。
逆に自分の目で見ることによって事実がわかるのではないでしょうか。
つまり「百聞は一見に如かず」は人に聞くよりも自分で見た方が確実であることを意味する表現となります。
「聞いて極楽見て地獄」と「百聞は一見に如かず」の違い
「聞いて極楽見て地獄」と「百聞は一見に如かず」は似ています。
ただし「聞いて極楽見て地獄」は人から聞いて期待していたにもかかわらず、自分の目で見てみると幻滅した状況を表現した言葉です。
対して「百聞は一見に如かず」は人から聞くよりも自分の目で見た方が確かであることを表現した言葉です。
「聞いて極楽見て地獄」は期待を裏切られた場合に使用し、「百聞は一見に如かず」は自分の目で確かめることを指して使用します。
その点が両者の相違点となるでしょう。