言うまでも無いが、共同通信の記事は地方紙など多くの新聞やニュースサイトに配信されている。その責任をどう感じているのだろうか。
当日独自取材と謳った方が、ニュースバリューがあると思ったのか、あるいは会見でフリーランスの記者風情がした質問を元に、5日遅れで記事を書くことに抵抗があっただろうか。いずれにしても虚偽の報道であることは間違いない。しかも会見の動画は公開されており、何故バレないと考えたのか不思議である。
先の荒谷さんの件でははじめに批判ありででっち上げまでして攻撃している。そして取材の過程でも違法行為の疑いがある。それを告発したのが元特殊作戦群長であるのに防衛省は事実を調査もしなかった。
それで該当の石井記者は未だにフリーハンドでA棟に入館できるわけです。厳しい態度を取れなかったのは、防衛省と記者クラブが癒着しているからでしょう。
防衛省はこれでまともな調査してクロとなって石井記者を排除すれば記者クラブから意趣返しを食らってどこかで江戸の仇を長崎で討つ的な記事を書かれる可能性がある。
だから記者クラブとの馴れ合い体質の維持のためにセキュリティを犠牲にした。逆に記者クラブも自分たちが他社を排除して独占的に取材機会を囲い込んで得られている「利権」を手放しなくない。
まるで核兵器による相互確証破壊みたいな話です。
この記者クラブ制度が我が国の報道を歪めて、記者クラブが当局と癒着して権力の監視を放棄している。とても民主国家、法治国家として担保されているはずの報道の自由と国民の知る権利が侵害されています。
先の事件ではありもしない記事を捏造した可能性が大です。何しろ書かれている内容はぼくの質問に対する幕僚長の回答そのままです。そうであれば取材を偽造するような胡乱な会社が堂々と記者クラブ会員でございますと旨を張って、他の媒体やフリーランスを排除していいのか、ということになります。
防衛省は捏造記事を是とするのか。記者クラブが「報道関係者の代表」と自称するのであれば共同通信はその会員にふさわしいのか。大変問題があると思います。