「親心」にまつわることわざ
ここからは「親心」にまつわることわざを紹介します。
子を持って知る親の恩
「子を持って知る親の恩」は、自分が子を育てる立場になって初めて自身の親の愛情や苦労を知るということの例えです。
子供を持つまでは両親の気持ちを考えることもあまりありません。
本当の意味で両親の気持ちを理解できるのは自分自身が子供を持つようになってからです。
そういった意味で使用されるのが「子を持って知る親の恩」です。
現に子供を持つ立場になると両親が何を思っていたのかも少しはわかるようになります。
そういった心情を表現したのが「子を持って知る親の恩」です。
焼け野の雉夜の鶴
「焼け野の雉夜の鶴」は、子を思う深い親の愛情や苦労を例えた言葉です。
この言葉自体は「巣を営んでいる野原を焼かれた雉は残してきた雛を思って懸命に巣に戻ろうとするし、巣についている鶴は霜の降りる寒い夜でも雛を自分の羽で優しく包んで暖めてやる」という様子を意味します。
転じて、親の子に対する愛情や苦労を意味するようになりました。
現に親は何があっても子供の味方でいてくれるもの(例外はありますが)です。
そういった心情を表現したのが「焼け野の雉夜の鶴」となります。