■ 「マヨラー歓喜」ではない。マヨラー以外絶望の飲み物だ
筆者はマヨネーズという調味料自体は、好んで使います。唐揚げやたこ焼き、お好み焼きなどしかるべきものにかけて味わいます。
ボトルから直飲みすることはありませんが、カップ焼きそばなんかについてくる小分けのマヨネーズの、地味に袋の底に残ったものを、ちょろっと吸うくらいはします。
ですので筆者の舌は、人並みにはマヨネーズ味というものに親しんでいると思うのですが、この「飲むマヨ」にはそんな“人並み”のマヨ舌では立ち向かえません。
ローソンが公式に「マヨラー歓喜」とアナウンスしているのですが、これは裏を返せば「マヨラー以外絶望」ではないかと思います。
マヨネーズがこの世で一番好き。何にでもマヨネーズをかけて食べる。ボトルから直飲みしたい。そんなレベルのマヨラーだけがこの「飲むマヨ」に歓喜できると思います。
ふた口目に行く前にギブアップしかけた筆者ですが「開けたからには飲みきらなければ」という思いで、無理やり飲み続けます。
ひと口飲むごとに、なんでしょう、マヨネーズが嫌いになっていきます。これからもマヨネーズを調味料として好きでいられるかな……。
そのとき、ふと思いました。本来「飲むマヨ」はストローで飲む商品。もしかするとストローで飲むと美味しいのではないか?
よく考えてみればマヨネーズ自体、飲むにしてもボトルや小袋からちゅーちゅーと吸うのが基本です。グラスやお皿に出してゴクゴクと飲むものではありません。
ゴクゴク飲むから美味しくないのであって、ストローでちゅーちゅー吸うなら美味しいのでは!
というわけで本体にストローをさして吸って飲んでみます。
はい、美味しくないです。
ただ口に入ってくる前のジャブのようなマヨネーズ臭を感じにくくなるため、グラスで飲むよりは飲みやすい、と言えなくもありません。
■ マヨネーズを忠実に再現した企業努力には頭が下がる!マヨラーには革命的な商品か
それにしてもこの商品、味は受け付けないですが、ここまで忠実にマヨネーズを再現した企業努力には頭が下がります。何度となく試行錯誤を繰り返してたどり着いた味なのでしょう。
開発の裏側を考えると「この味を何度も飲んだってこと?」という新しい疑問が湧いてきます。ひと口で精神的にギブアップした筆者としては、正気の沙汰とは思えません。あるいは開発部に尋常ではないマヨラーがいたか。
どうにか「飲むマヨ」を飲み終えました。
飲みながらこの商品に何かいいところはないかと考えてみて、1つ見つけました。
カロリーです。
マヨラーにとって最大の壁は、おそらくマヨネーズが高カロリーであることではないでしょうか。
参考までに「キユーピーマヨネーズ」のカロリー表示を見てみると15gで100kcal。「キユーピーハーフ」が15gで49kcal、「キユーピーライト(80%カロリーカット)」でも15gで20kcalです。
これらを「飲むマヨ」と同じく200ml(g)になおしてみると、下記の通りです。
<200ml(g)あたりのカロリー>
・「キユーピーマヨネーズ」:1300kcal
・「キユーピーハーフ」:637kcal
・「キユーピーライト(80%カロリーカット)」:260kcal
・「飲むマヨ」:79kcal
比べて分かる「飲むマヨ」の異次元の低カロリーぶり。カロリーを80%カットした「キユーピーライト」の3分の1ほどしかありません。
そして何度も言っていますが「飲むマヨ」の味はマヨネーズそのものです。
マヨネーズは飲みたい、でもカロリーが気になる……。そんな人にとって「飲むマヨ」は革命的な商品になるのではないでしょうか。
マヨラーの方々が「飲むマヨ」を飲んでどう思うのか、本当に知りたい。
<参考>
・「飲むマヨ」商品ページ
・「キユーピーマヨネーズ」商品ページ
・「キユーピーハーフ」商品ページ
・「キユーピーライト(80%カロリーカット)」商品ページ
(ヨシクラミク)
提供元・おたくま経済新聞
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