強風が吹き荒れるなか行われたこの試合では、流通経済大学付属柏高校が終始ペースを握る。前半18分、右サイドDF堀川由幹のフィードから抜け出したFW粕谷悠が先制点を奪う。その3分後にもMF柚木創のコーナーキックにキャプテンのDF奈須琉世が頭で合わせ追加点を挙げ2-0と前半を折り返す。後半に入っても流経大柏のペースは変わらず攻撃陣が牙をむく。64分、中央のスルーパスに抜け出したMF柚木の左足が3点目を奪って勝負あり。埼玉県予選で敗戦したショックの影響もあってか、昌平高校はこの日、歯車がかみ合わなかった。流経大柏は前節の横浜FCユース戦に続き2試合連続の完封勝利を遂げている。
前節からの順位変動:昌平高校(4位→5位)、流通経済大学付属柏高校(6位→6位)
川崎U-18が連敗を3でストップ
青森山田高校(0-3)川崎フロンターレU-18
【得点者】
- 30分:土屋櫂大(川崎U-18)
- 44分:八田秀人(川崎U-18)
- 57分:八田秀人(川崎U-18)
試合は開始から川崎フロンターレU-18が青森山田高校の陣地でプレーする時間が続く。川崎FW恩田裕太郎のポストプレーを起点に攻撃を展開。対する青森も左サイドから攻撃を組み立てるシーンが目立つも川崎DF陣が体を張った守備でこれを阻止。試合が動いたのは30分、右コーナーキックからこぼれ球を拾ったDF土屋櫂大が右足を振り抜くとボールはそのままゴールネットを揺らし、川崎が先制に成功した。これで勢いに乗った川崎はなおも44分、MF八田秀斗が競ったこぼれ球をMF児玉昌太郎が拾いシュートを放つ。GKに阻まれるも八田が押し込み川崎が追加点を奪った。後半57分にも八田が3点目を奪い、これで勝負あり。川崎は2試合ぶりの勝利で順位を7位に上げ、敗れた青森は3連敗となり順位を8位に下げた。